青色ダイオード訴訟~研究者の報酬とは~

ちょっとだいぶ前だが、青色ダイオード訴訟の和解勧告が高裁から出た。
中村氏の関連特許全ての対価が約6億円、利子等合わせて約8億円とのこと。和解勧告はほぼ判決と同じということなので、中村氏は和解に応ずるという。

最初の東京地裁の判決は幾らでしたっけ?対価の計算値が約600億で、請求額200億円の支払いを命じたんでしたっけ?

まあ、妥当な線もしくはもらいすぎのところに落ち着いて良かったと思う。東京地裁の判決は、会社で儲けることを理解出来ていない裁判官の世間知らずをさらけ出している。一人の会社員の発明によって、何百億・何千億か儲かるきっかけにはなったかも知れないが、決して一人の力では無いのだ。それだけ儲けるためには、発明を製品化する技術・設計が必要であり、それを良い値段で売ってくる営業が必要で、製品化にあたって品質管理も必要で、これら全てをとりまとめる管理部門が必要なのだ。それぞれに儲けの貢献度が有ると思う。

会社を経営しようと思ったら、ヒットもあればホームランもあるけど、7割は三振ということもあるので、全部トータルでどれだけ儲けられるか考える必要がある。ホームランをたまたま打てたらそこだけ独り占めは出来ないのだ。それをいうなら三振の分もかぶらなければならない。全部平均した見返りとして、毎月給料をもらい、発明報奨金等をもらっているのだ。売れても売れなくても給料はもらえていたはずである。

200億も請求するというのは、他の社員のがんばりを無視する行為ではないのか。みんなで頑張って何千億か儲けたのでは?やっぱりせいぜい6億円というのは妥当な線だと思う。それでも破格だ。

某ビジネス誌の「敗軍の将~~」のインタビューでは、「会社員の99%は僕を支持~」と言っていたが、同じ理系出身の技術職のyabbieとしては、とても支持出来ない。中村氏の理論では、成功するかまたはしないかの二者択一でないと成り立たない。成功したから何億かもらえるが成功しなかったらもらえないのだ。そんなことより、日々もっと小さな成功と失敗を含めて、それなりに安定した報酬を貰いたいではないか。報酬をもらえれば当然うれしいが、分不相応な金は身を滅ぼす。それよりも、会社全体的にパワーアップしてもらってより安定的に良い暮らしがしたい。

典型的会社人間の発想だろうか?
ま、サラリーマンは気楽な稼業であってほしいですが。。。
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